植田総裁の発言は政策金利を0.50%から0.75%へ引き上げた判断が妥当だったことを示唆するものだが、賃金と物価が共に緩やかに上昇していくメカニズムが維持される保証はないため、市場参加者の間からは「日銀の政策金利見通しについては予断を許さない状況が長く続く可能性がある」との声が聞かれている。